2009-02

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中国の黒人問題

 本ブログ1月24日付けの記事で、不況下の日系ブラジル人に押しつけられている不当な首切りについて述べた。私としては、合法的に就労している人たちに対して、日本は最大限の保護を与えるべきであるということを、声を大にして言いたい(というか、最小限、労働基準法は守りましょうという、控えめな主張をしているに過ぎないのだが)。

 ところで、人権を重視する人の中には、合法的に入ってきた人の権利を擁護するだけではあきたりず、入国管理行政自体を敵視したり、形骸化させようとする傾向がある。しかし、合法的に入ってきた人を保護することと、非合法に、あるいは無秩序に外国人労働者が入ってくることは、別のことであって、合法的に入ってきた人の権利の擁護と、厳密な入国管理行政(つまり水際で非合法な入国を防ぐ)は、人権を守る上で、車の両輪のようにふたつながら必要なことだと思う。

 先日、『日経ビジネスONLINE』(2008.12.17号)の北村豊氏によるルポ「不法滞在のアフリカ系黒人に“占領”される中国・広州市~中国本土3300キロをタクシーで巡る(その3)」を読んで、その感を強くした。この記事によると、中国南部の広州市に大量の黒人が流入して、中国人との間に摩擦が起こっているらしい。2007年の広州市の人口1300万人ちょっと(市といっても、人口は東京都より多いぐらい!)のところに、30万人ぐらいの黒人人口があり、毎年30~40%の勢いで増加して、2010年には50万人に達するそうだ。しかも、その黒人人口の90%は、不法滞在。
 どうして、そんなことになったかは、記事を見ていただくとして、その結果、今後重大な問題を引き起こすのではないかという危惧をいだかせる。1900年代前半のアメリカ合衆国北部では、奴隷解放によって自由の身になった黒人が、南部から大量に流入した。その結果、拒絶反応を起こした白人たちにより、多くの人種暴動(白人が黒人を襲う)が引き起こされた。歴史的にみると、急激な人口流入によって、もともといた人たちの生活が脅かされると、大きな人種摩擦がおこり、死人が出るような騒ぎになることも少なくない。脅かされる方も、大概は貧しい人びとであることが多く、生活のかかった排外行動となる。一旦そうなると、それらを食い止めるのはむずかしい。中国でそうならないことを願うと同時に、日本にとっても、「他山の石」としなければならないだろう。

※ 北村豊「不法滞在のアフリカ系黒人に“占領”される中国・広州市~中国本土3300キロをタクシーで巡る(その3)」 『日経ビジネスONLINE』(2008.12.17号)
   http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20081217/180561/

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