2017-04

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麻生太郎氏による野中広務氏への差別発言(『ニューヨーク・タイムズ』

 魚住昭著『野中広務 差別と権力』(2004年、講談社、p.351-2。のち、講談社文庫)に次のようなくだりがある。(なお、この本を作るにあたっては、魚住氏が私のところへやってきて、いろいろと聞いたので、親近感をもって読んだ。なかなか興味深い本である)。登場するのは、麻生太郎氏と、野中広務氏である。

   2003年9月21日、野中は最後の自民党総務会に臨んだ。…「総務会長!」と甲高い声を
  上げたのはそのときだった。立ち上がった野中は、「総務会長、この発言は、私の最後の
  発言と肝に銘じて申し上げます」と断わって、…政調会長の麻生のほうに顔を向けた。「総
  理大臣に予定されておる麻生政調会長。あなたは大勇会の会合で『野中のような部落出
  身者を日本の総理にはできないわなあ』とおっしゃった。そのことを、私は大勇会の3人の
  メンバーに確認しました。君のような人間がわが党の政策をやり、これから大臣のポストに
  ついていく。こんなことで人権啓発なんてできようはずがないんだ。私は絶対に許さん!」
   野中の激しい言葉に総務会の空気は凍りついた。麻生は何も答えず、顔を真っ赤にして
  うつむいたままだった。

 この話は、どうも事実のようなのだが、そののち、部落解放同盟中央本部はまったく取り上げようとせず、今日に至っている。もし、この発言が本当で、しかも運動団体がそれを問題にしないならば、何のための運動か問われなくてはいけない。
 そうこうするうちに、ニューヨーク・タイムズがこのことを調べに、去年の暮れに私のところへもやってきた。相当、あちこち聞いて回ったようだ。そして、昨日、1月18日号の『ニューヨーク・タイムズ』にこのことが、でかでかと記事になった。しかも、インタビューに答えた麻生太郎氏の支持者でイシカワ・ヨーゾーという人物が、指4本を出しながら、「あの連中は…」と記者に話したというのである。
 この麻生発言問題は、このまま放置しておいてよいのだろうか。せめて、事実関係でも公表してほしいものである。

※ ニューヨーク・タイムズ紙にのった麻生太郎差別発言の記事
   http://www.nytimes.com/2009/01/16/world/asia/16outcasts.html
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